株式会社ビジネスリサーチラボは大手ITクライアントに対して、若手社員の離職要因を調査するプロジェクトを実施しました。

プロジェクトでは、最初に離職社員の年次や評価内容から整理しました。若手社員の離脱傾向を把握したうえで質的調査を進めていきました。

さらに調査プロセスにおいては仮説構築と検証を重ねていきました。プロジェクトの過程で得られたデータを随時検証し、その時点で考えられる仮説を構築し、その仮説を再び検証するために質的調査を再展開するというアプローチです。

インタビューの対象は、若手社員だけでなく課長職や部長職まで広げました。多角的に現場環境を捉えることで、離職メカニズムを精緻化し、もっとも改善すべき要点を絞り込んでいきました。

現在、この調査結果は同社の人事施策や組織開発施策に反映され、実践へと繋がっています。離職という現象を現場の業務環境や成長環境を含めて捉えていくことで、本質的なアプローチを見出すことができます。

ビジネスリサーチラボでは、本件のように仮説の構築と検証、そして調査の実践を繰り返すメソッドをプロジェクトに組み込んでいます。表出している問題だけでなく、その背後にあるメカニズムを把握するためのアプローチを重視しています。

株式会社ビジネスリサーチラボについて
企業人事をクライアントに、「アカデミックリサーチ」をコンセプトとした組織サーベイや人事データ分析を提供しています。

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