2025年12月22日
「データで読み解く『キャリア自律』の可能性:離職のリスクか、組織の味方か」を開催します
株式会社ビジネスリサーチラボは、2026年2月5日にオンラインセミナー「データで読み解く『キャリア自律』の可能性:離職のリスクか、組織の味方か」を開催します。
変化の激しい現代において、会社が社員に固定的なキャリアパスを用意することは難しくなっています。
社員一人ひとりが自ら考え、行動する「キャリア自律」の必要性が叫ばれています。
その鍵となるのが「キャリア・アダプタビリティ(適応力)」という概念です。
キャリア・アダプタビリティとは、変化に対して関心を持ち、自分の行動を自分でコントロールし、好奇心を持って新しい可能性を探り、自信を持って課題に取り組む力のことです。
重要なのは、これが生まれつきの性格だけで決まるものではなく、育成したり、環境によって変化させたりできる能力だということです。
しかし、社員の適応力を高めることは、必ずしも組織にとって良い結果ばかりをもたらすとは限りません。
多くの研究データが示しているのは、適応力の高さが持つ複雑な側面です。
適応力が高い社員は、確かに高い成果を出す傾向がありますが、組織からのサポートが不十分な環境では、その高い適応力が裏目に出ることがあります。
適応力があるからこそ、現状に見切りをつけ、より良い環境を求めて会社を去るという選択肢を取りやすくなるのです。
良かれと思って進めた自律支援が、かえって優秀な人材の流出を招いてしまうという矛盾がここにあります。
また、上司の日々の接し方や、仕事に対する思い入れ、AIなどの新技術への不安といった要素が、社員の適応力と組み合わさった時に、どのような化学反応を起こすのかについても多くの知見が得られています。
当日は、こうした多様なデータをもとに、社員の適応力を組織の成長につなげるための条件や、逆にそれが離職のリスクになってしまうメカニズムを紐解きます。
社員に自律を求めながら、同時に組織に定着してもらうためには、どのような環境や関わりが必要なのか。
これからの人材育成と組織づくりについて、建設的な解決策を考える機会を提供します。
【開催概要】
日 時:2026年2月5日(木)14:00-15:00
開催方法:Zoomウェビナー
定 員:200名(先着順)
参加費 :無料
登壇者 :伊達 洋駆(株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役)
詳細・お申込み:https://260205brl.peatix.com/
株式会社ビジネスリサーチラボについて
企業人事・HR事業者をクライアントに、「アカデミックリサーチ」をコンセプトとした組織サーベイや人事データ分析を提供しています。
本件に関するお問合わせ
株式会社ビジネスリサーチラボ
Web:https://www.business-research-lab.com/
Mail:kenkyukai at business-research-lab.com
