2025年11月28日
「従業員の『熱意』を『成果』につなげるには:エンゲージメントの多面性を理解する」を開催します
株式会社ビジネスリサーチラボは、2026年1月27日にオンラインセミナー「従業員の『熱意』を『成果』につなげるには:エンゲージメントの多面性を理解する」を開催します。
従業員の意欲をいかに引き出し、組織の持続的な成長につなげるか。
これは、多くの組織が直面する重要な経営課題です。
その鍵として「エンゲージメント」という言葉が広く使われるようになりました。
従業員のエンゲージメントが高い組織は、生産性が高く、創造性に富み、離職率が低いとされ、各社がその向上に向けた取り組みを進めています。
しかし、私たちはこの「エンゲージメント」という言葉の本質をどれほど深く理解しているでしょうか。
一口にエンゲージメントと言っても、その実態は多様です。
例えば、熱心に長時間働く姿が、必ずしも健全なエンゲージメントの表れとは限りません。
内なる強迫観念に駆られて働く「ワーカホリズム」は、むしろ従業員の健康を害し、長期的なパフォーマンスを低下させる可能性が指摘されています。
また、「会社への愛着」や「忠誠心」も、過度になれば柔軟な発想を妨げたり、仕事と家庭生活の両立を困難にしたりするといった、意図せぬ副作用をもたらす場合もあります。
エンゲージメント向上を目指す施策が、単なる「熱心さ」の追求や、一方的な「愛着」の強要になってしまっては、本末転倒です。
重要なのは、その「質」を見極めることです。
実務で多様に使われるエンゲージメントという概念は、学術的には大きく二つの側面に整理されます。
一つは、仕事そのものに誇りややりがいを感じ、活き活きと取り組む「ワーク・エンゲイジメント」。
もう一つは、所属する組織への心理的な結びつきを示す「組織コミットメント」です。
本セミナーでは、これらの学術的な知見に基づき、エンゲージメントの複雑な側面を解き明かします。
従業員が仕事に深く没頭し、本来の力を発揮するために必要な条件とは何か。
組織への結びつきも、「心から所属したい」という前向きな愛着(情緒的コミットメント)と、「辞めると損だから」という消極的な理由(継続的コミットメント)では、従業員の行動や成果に全く異なる影響を与えます。
表層的なエンゲージメント施策を見直し、従業員の活力と自発的な貢献を引き出すためには、何が必要なのでしょうか。
本セミナーが、皆さんの組織における人材活躍と成長戦略を考える上での、新たな視点を提供する機会となれば幸いです。
【開催概要】
日 時:2026年1月27日(火)14:00-15:00
開催方法:Zoomウェビナー
定 員:200名(先着順)
参加費 :無料
登壇者 :伊達 洋駆(株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役)
詳細・お申込み:https://260127brl.peatix.com/
株式会社ビジネスリサーチラボについて
企業人事・HR事業者をクライアントに、「アカデミックリサーチ」をコンセプトとした組織サーベイや人事データ分析を提供しています。
本件に関するお問合わせ
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Mail:kenkyukai at business-research-lab.com

