2025年10月21日
2025年度日本パーソナリティ心理学会大会にて、当社2名が発表しました
最新情報
株式会社ビジネスリサーチラボのフェロー黒住嶺と代表取締役の伊達洋駆は、日本パーソナリティ心理学会第34回大会(2025年10月4日~5日、於:信州大学松本キャンパス)において、ポスター発表を行いました。
発表では、「勤務中のインターネット私用の建設的効果―仕事の先延ばし尺度とテレワークに着目した探索的検討―」と題し、勤務中に私的な理由でインターネットを利用する行為(サイバースラッキング)に注目しました。
この行為は、業務時間中に本来の職務から逸脱するため、一般に問題行動と見なされます。しかし近年、従業員の自律的な気分転換が、結果としてパフォーマンスの維持・回復につながる可能性も指摘され始めています。
こうした背景を踏まえ、本研究では、どのような条件下であればサイバースラッキングが建設的な効果を持ちうるのか、特にテレワークという働き方の違いに着目して探索的な検討を行いました。
本研究は、無条件でサイバースラッキングを推奨するものではありません。今回の探索的な検討結果を踏まえ、今後は、従業員の自律性を尊重しながら生産性を高めていく働き方とは何かを多角的に研究し、従業員と組織の双方にとって望ましい環境整備に向けた提言につなげていきます。
(本研究は、2025年しのはら財団研究助成に基づく研究助成を受けています)
本件に関するお問合わせ
株式会社ビジネスリサーチラボ
Web:https://www.business-research-lab.com/
Mail:kenkyukai at business-research-lab.com