2025年8月18日
「自発的な貢献を”やらされ感”に変えないために:組織市民行動の副作用を科学する」を開催します
株式会社ビジネスリサーチラボは、2025年9月12日にオンラインセミナー「自発的な貢献を”やらされ感”に変えないために:組織市民行動の副作用を科学する」を開催します。
皆さんの職場には、こういう人がいませんか。
自分の仕事が終わっていても、困っている同僚がいれば迷わず手を差し伸べる人。会議で誰も発言しない中、組織を良くするための建設的な意見を口にする人。あるいは、会社の備品を大切に扱い、共有スペースをきれいに保つよう心がけている人。
これらは、給与や評価のために定められた職務内容には含まれていないかもしれません。しかし、こうした一人ひとりの自発的な行動が、職場の雰囲気を和ませ、チームの連携を深め、組織全体の生産性を高めていることに、多くのリーダーは気づいているはずです。このような「組織のために自発的に行われる貢献的な行動」は「組織市民行動」と呼ばれます。
これまで、この組織市民行動は、組織にとって有益で、奨励されるべき「善意の行動」として一貫して捉えられてきました。従業員の満足度が高い職場で生まれやすく、組織への貢献意欲を高める万能薬のようにも考えられていました。
しかし、近年の研究では、この組織市民行動が持つ、これまで光が当てられてこなかった「影」の側面が明らかになってきました。良かれと思って始めた貢献が、いつの間にか本人のキャリア形成の足かせになったり、過度な負担から燃え尽きの原因になったりするケース。
あるいは、善意の行動が周囲から「やって当たり前」と見なされ、やらなければ評価が下がるという無言の圧力、つまり「やらされ感」に変わり、かえって従業員のストレスを高めてしまうという皮肉な現実も報告されています。
本セミナーでは、組織の潤滑油とも言える「組織市民行動」について、その本質を掘り下げていきます。どのような環境や働きかけが、従業員の自発的な貢献意欲を育むのか。そして、そのポジティブな力を最大限に引き出しつつ、個人への過度な負担や評価の不公平といった「副作用」を防ぐためには、組織に何ができるのか。
組織の力を高めたいと願う皆さんのご視聴をお待ちしています。
【開催概要】
日 時:2025年9月12日(金)14:00-15:00
開催方法:Zoomウェビナー
定 員:200名(先着順)
参加費 :無料
登壇者 :伊達洋駆(株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役)
詳細・お申込み:https://250912brl.peatix.com/
株式会社ビジネスリサーチラボについて
企業人事・HR事業者をクライアントに、「アカデミックリサーチ」をコンセプトとした組織サーベイや人事データ分析を提供しています。
本件に関するお問合わせ
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